ここ数年、「住宅街のそばでクマが歩いていた」というニュースが増えました。
山の奥だけの話だったはずが、いつの間にか生活圏のすぐそばまで来てしまうこともあります。
大げさに怖がる必要はありませんが、知っておくだけで避けられる場面もあります。
阪神システムとして、普段の暮らしで意識してほしいことを簡単にまとめます。
■ クマが姿を見せやすい場所と時間帯
遭遇する時には、ある程度のパターンがあります。
朝早い時間や夕方の薄暗い頃、人通りの少ない裏道、林の近く、ゴミ置き場などは特に注意が必要です。
静かで見通しが悪い場所は、動物が動きやすい環境になります。
■ 今日からできる小さな対策
ゴミは外に長く置かないようにする。
特に生ごみや果物など匂いが出るものは気をつけたいところです。
夜道は、なるべく明るいルートを選ぶ。
イヤホンを外して、少しだけ周囲に注意を向けながら歩くだけでも安全度が上がります。
家の周りの“物陰”をなくす。
植木が伸びすぎていないか、裏側のライトは生きているかなど、簡単な見直しだけでも違います。
犬の散歩は、草むらや川沿い、薄暗い遊歩道を避ける。
犬が先に気づいて興奮するケースもあるため、できるだけ安全なルートを選ぶことが大切です。
■ もしもクマを見かけたら
慌てて走って逃げない。
背中を向けず、ゆっくり距離を取って離れます。
子グマを見かけたら特に注意。
母グマは警戒心が強く、近づくと危険です。
見かけた場所は、早めに自治体や警察へ知らせると、地域全体の安全に役立ちます。
■ 最後に
クマが悪いわけではありません。
ただエサを求めて動いているだけです。
だからこそ、必要以上に怖がらず、油断しすぎないことが大切です。
暗い道を避ける。
匂いの出るものを外に置かない。
家の周りを整えておく。
ほんの少し意識するだけで、安全はぐっと高まります。
阪神システムは、地域で暮らす方々が普段通りの毎日を安心して過ごせるよう、これからも分かりやすい情報を届けていきます。