日中はまだ暑さが残る一方で、朝晩の空気や夕方の空には、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
「少し前まで、この時間はもっと明るかったような……」
最近、そう感じた方も多いのではないでしょうか。
秋は食べ物がおいしく、お出かけもしやすい季節です。しかし、日暮れが早くなるこれからの時期は、夕暮れ時の交通事故にも注意しなければなりません。
今回は、大阪の警備会社・阪神システムが、秋の夕暮れ時に気をつけたいポイントと、日常ですぐに実践できる安全対策についてご紹介します。
警察庁では、日の入り時刻の前後1時間を「薄暮時間帯」としています。
警察庁が令和3年から令和7年までの交通死亡事故を分析した資料によると、薄暮時間帯は昼間と比べて「自動車対歩行者」の死亡事故が占める割合が高く、10月から12月にかけて死亡事故が増える傾向が示されています。
秋から冬にかけては、日没時刻が急に早くなります。仕事や学校から帰る時間と日没が重なり、人や車の通行が多い時間帯に周囲が見えにくくなることが、事故の危険性を高める一因です。
夕暮れ時は、昼から夜へと明るさが変化していく時間です。
真っ暗ではないため、「まだ周囲は見えている」と思いやすいのですが、実際には歩行者や自転車、車などが背景に溶け込み、発見しにくくなる場合があります。
特に慣れた道路では、
「いつも通っている道だから大丈夫」
「車はまだ来ていないだろう」
「相手から自分が見えているはず」
といった思い込みが生まれやすくなります。
急いでいるときや考え事をしているときほど、一度立ち止まり、目で見て確認することが大切です。
夕暮れ時の事故を防ぐために、特別に難しいことをする必要はありません。毎日の行動を少し変えるだけでも、安全につながります。
歩行者は、道路を横断する前に左右を確認し、できるだけ横断歩道を利用しましょう。明るい色の服や反射材を取り入れることも、自分の存在をドライバーに知らせる助けになります。
自転車に乗る場合は、暗くなる前から早めにライトを点灯し、スピードの出し過ぎにも注意が必要です。
ドライバーは、早めのライト点灯を心がけ、横断歩道や交差点の手前では十分に速度を落としましょう。「人がいないように見える」ときほど、歩行者や自転車がいないか丁寧に確認することが重要です。
日暮れによって周囲の見え方が変わるのは、日常生活だけではありません。警備の現場でも、時間帯や天候、周辺の状況によって注意すべきポイントは変化します。
阪神システムでは、その日の現場や周囲の状況を確認し、一つひとつの安全確認を丁寧に行うことを大切にしています。
事故を防ぐために必要なのは、特別なことではなく、当たり前の確認を省略しないことです。
「いつも大丈夫だから、今日も大丈夫」と思い込まず、慣れている場所でも立ち止まって確認する。その小さな積み重ねが、人と街の安全につながります。
秋のお出かけや仕事帰りには、少しだけ周囲の見え方を意識してみてください。
阪神システムは、これからも安全第一を心がけ、地域の皆さまに安心していただける警備業務に取り組んでまいります。